耐震構造
1.筋交いと構造用合板
地震の横揺れに耐えるために筋交いと構造用合板(厚さ7.5ミリ以上)を構造計算をして建物の壁にバランスよく配置します。
筋交いとは柱と柱の間に専用金物を使って斜めに組み込んだ木材のことです。筋交いは構造用合板の働きを補強する必要がある場合構造用合板を張ることができない場合に組み込みます。
構造用合板とは、柱、梁、土台に直接張り付けることで地震力に抵抗できる合板です。構造用合板の張った壁が多いほど、筋交いの量が多いほど地震には強くなります。
・筋交いと構造用合板のポイント
- 筋交いと構造用合板を併用して強度アップ
- 筋交いと構造用合板はバランスよく配置する
2.ホールダウン金物
筋交いの入っている壁、構造用合板の張ってある壁は地震の横揺れを受けたときその力を周りの柱、梁、土台に伝えますが、そのとき柱には立つ場所によって土台から引き抜かれるような非常に大きな力が働きます。
この力で柱が抜けないように基礎から直接柱につなげる金物(ホールダウン金物)を使用しています。
・ホールダウン金物のポイント
- 柱はコンクリート基礎と一体にして強度アップ
3.耐震的な床構造
家は上から見ると大体長方形ですが、地震力が家にかかると大げさに言うと、ひし形に変形しようとします。
この力に耐えるようにするために壁の構造用合板のように床の梁に直接床用の構造用合板(厚さ28ミリ)を張ります。
こうすることによって床の水平的な変形しようとする力に耐え剛性を高めて非常に強固な構造としています。。
・耐震的な床構造のポイント
- 床には構造用合板を張って強度アップ