まるで新築リフォームする
新築リフォームとは
昭和50年代の建築ブームから約40年以上がたち、その時に建てられた建物はもうすっかりローンも終え建物の寿命を終えようとしています。
確かに当時の技術で建てられた住宅は部屋数を多くするために間仕切りも多く、家族構成の変化に対応できず使い勝手が悪いものでした。
何より当時の技術では断熱性、気密性を高くすることが出来ず、いくら暖房しても暖めた空気がどんどん外に逃げてしまう、とても寒く、不完全な断熱対策がかえって骨組みを腐らせるような品質の良くない住宅でした。
そしてつい最近まで、25年も建てば寿命が来たとばかりに壊して、建て直すといった風潮が続いてきたのです。
でも日本の高度成長がピークを越え、少子・高齢化が問題となってきた現在、社会の風潮は限りある資源の有効活用と廃棄物の減少、再生という流れにはっきりと変わりました。
その変化を敏感に感じ取ってなのか、お客様の要望も変わってきました。それは「現在住んでいる住宅の基礎、骨組みを何とか活用、再生できないか」というものです。
実際調査してみると、基礎は鉄筋コンクリートでつくられていますから今後も十分に使用に耐えられます。骨組みを構成する木材も水回りで条件の悪かった場所以外は全くしっかりしています。骨組みまであらわしてしまえば現在の耐震技術に適合する補強も可能となります。
というように一度骨組みが見えるまで解体して、現代の進んだ技術で使い勝手の良い、暖かく、快適、健康な、まるで新築住宅のようなリフォームが今、トレンドとなっています。
まるで新築リフォームについて考えるとき
- 建築ブームの時代の住宅が寿命を迎えている
- 当時の断熱は不十分で、気密については全く考えられていなかった
- 最近まではスクラップ&ビルトでの建て替えが進んでいた
- 最近のトレンドは「もったいない」、「廃棄物減少」へとシフト
- 建物基礎を調査し再利用、既存骨組みを新しい間取りに組み直し補強して再利用
- 基礎と骨組以外を新品材料にし高断熱・高気密化するとまるで新築住宅に